住環境選びのポイントとは

皆さんこんにちは。
埼玉県の大工集団、カルムホームです。

今回も家作りをテーマとしたお話をしていきます。

土地・建物を探そう

さあ、資金計画が立てられたら、次はついに土地・建物探しです。

今住んでいる家を建て替えるケースや、実家の敷地内に新居を建てる場合を除けば、土地選びをしていくことになります。


◎土地代は「公示価格」を調べておきましょう。

「公示価格」とは国土交通省が発表する土地の取引価格の相場です。
調べたい地域を入れれば簡単に検索できるようになっていますので、必ず調べておきましょう。
そして相場よりも安い敷地を買う場合、必ず安い理由についてしっかり確認しておきましょう。 
安い敷地は何らかのトラブルを抱えている可能性が高いため、改修や処分費等余計な費用が掛かったりする場合があります。

また、立地条件によっては工事費がかさむ場合があります。
敷地の近くまで車が入れなかったり、車の通りが頻繁にある場所では資材の搬入が困難となり、手間や時間がかかるためです。

土地は表示された価格がすべてではないということですね。


◎住む場所の環境を調べておきましょう

土地の相場を調べたところで、予算に見合った場所の周辺地域の住環境をしっかりと確認しておきましょう。
住環境の決め方は、家族構成や年齢によって大きく変わってきます。
そこで、子育て世代、共働き夫婦、シニア世帯の3つの世帯を中心に6つポイントをまとめてみました。

 
 【治安の良さ】
 事件の頻繁に起きている地域はもちろんのこと、街灯の少ない地域などは避けたほうがよいでしょう。
 駅から自宅まで等、よく使うルートで不審者との遭遇を避けるためにも、夜の雰囲気も確かめておくとよいでしょう。
 明るさもそうですが、繁華街や風俗店が近くにあるかどうかも治安に影響がありますので気を付けましょう。

 
 【周辺環境】
 住む予定の周辺環境も事前に調査しておきましょう。
 高速道路や線路の近くで騒音が気にならないかどうか。

 また、地図ではわからなくとも実は急な坂道が多い場合もあるため、自分の足で現地調査することが大切です。
 隣に空き地がある場合、新たに建物が建つと日射が少なくなったりといった影響も考える必要が出てきます。
 住んだ後に後悔することのないよう、入念に調査をしておきましょう。


 【災害被害】
 地震や台風、津波などの自然災害への事前対策も考えておきましょう。
 埋立地や海抜がマイナスなっている土地は、地震の時に地割れや、台風による水害の危険性もあります。
 国土交通省のハザードマップや、各自治体が公表している災害マップを確認することで、自分が住む地域にどのような災害の危険性があるかを予め知ることができます。


 【周辺施設】
 子育て世代ならば病院や学校、共働き世帯ならば交通の便、シニア世代ならば医療施設と重視すべき施設も変わってきます。
 必要な施設からの距離が近ければ、家族でのコミュニケーションの時間も作りやすくなります。
 これからどのような生活をしていくことになるかを考えて、必要な施設は何かをしっかりと把握しておきましょう。


 【買い物スポット】
 共働き世帯ならば、お互いの帰宅時間に買い物ができる場所があるかどうかも重要になってきます。
 またシニア世代ならばドラッグストアなども頻繁に行くことがあるでしょう。
 普段必ず利用するからこそ、ちょっとした買い出しにも行けるような距離を考えてする場所を考えていくことが大切ですね。


 【地域のサービス】
 地域ごとにイベントやワークショップが定期的に開催され、地域の人たちが知り合える機会があると、万が一の時の助け合いにもつながります。
 また、自治体にはその地域特有の子育て支援があったりします。
 自分たちがどのようなサービスを受けられるかを調べておけば、暮らしやすさも断然違ってくるでしょう。


以上、6つのポイントをまとめてみました。
今回も長くなってしまいましたね...
ここまで見てくださってありがとうございました!
次回は業者の選び方についてお話ししたいと思います。

資金計画を立てよう

皆さんこんにちは。
埼玉県の大工集団、カルムホームです。

今回は家を建てる資金ってどれくらい必要なのか...
大きく分けて3つ紹介していきます!


家の見積もり イメージ.jpg


資金計画を立てる

前回は理想の家作りについてのお話でしたが、今回はそれを現実とするための資金計画についてお話していきます!

まずは、家作りにどれくらいお金がかかるだろうか見ていきましょう!

家作りにかかるお金の項目は大きく分けて3つあります。


1.土地にかかわるお金

土地を買うお金以外の項目をあまりご存じでない方も多いのではないでしょうか。
いくつかをここで簡単に紹介していきます。
 ・敷地調査費 5~10万
 正確な敷地測量図がない場合、土地の測量や建物の大きさや用途に関わる法的調査を行います。

 ・水道加入金 3~40万
 家を新築するときに、その土地に新しく水道を引く必要がある場合もあります。
 自治体や水道メーターの光景によって異なりますが、
 13ミリ・・・3~10万
 20ミリ・・・4~20万
 25ミリ・・・12~40万
 これに水道管を敷地内に引き込む工事費がプラスされます。
 未舗装で20万ほど、舗装された道路で50万ほど必要となります。

 ・地盤調査費 3~8万
 安定した地盤は耐震性に直結しています。地盤の改良が必要かどうかを確認し、建物の構造を決めるためにも必要な調査となります。
 地盤の改良には施工内容にもよりますが、100万円程度かかるケースもあります。
 建物の強度に関わる工事なのでここはしっかりと行いましょう。


2.建物にかかわるお金

 ・設計料 建築費の10~15%
 ハウスメーカーに設計と施工を一括して依頼する場合では、すでに本体工事費に設計料が含まれているケースが一般的です。(建築費の1~2%)
 一方で、設計事務所に別途設計を依頼する場合、建築費用の10~15%ほどかかります。

 ・ガス、給排水の引き込み工事 30~60万
 こちらは設備関係の工事になります。
 これは本体工事には含まれず、費用も自治体によって変わります。

 ・建物の外回りに関する工事 30~200万
 これは門扉や塀、カーポート等外回りに関わる全般を指します。
 敷地の面積や設置する物によって値段かなり変わります。
 目安としては1坪1~10万で考えておきましょう。


3.諸経費

 これは項目が多岐にわたります。
 着工前から完成後まで様々な場面でお金がかかります。

 ・確認申請 10万程度
 これは家を建てるために必要なもので、役所に提出することが義務付けられています。

 ・近隣挨拶代、工事中の差し入れ代
 工事中はどうしても近隣に迷惑をかけてしまうため、隣近所と良い関係を築くためにも着工前にあいさつをすることが大切です。
 その際の菓子折り代なども見積もりに入れると良いでしょう。

 ・地鎮祭 5万程度 / 上棟式 10万程度
 地鎮祭は
 ・その土地を守っている氏神様に土地を利用する許可を取る ・工事の安全を祈る ・住む人の繁栄を祈る
 といった意味合いがあります。
 上棟式は木造建築の骨組みが無事に出来上がったことに対するお祝いです。
 地鎮祭や上棟式を行うかどうかは施主の判断によります。最近では上棟式をやらない施主さんも方も増えてきてます。
 
 ・印紙代 10万~
 これはローンや工事契約の際にかかる手数料です。
 契約金額に対してかかる金額なので、
 工事契約の場合、500万~1000万は5000円、1000万~5000万以下は1万円になります。

 ・火災保険 20~30万
 住宅ローンを受ける際、火災保険の加入が義務付けられています。これがおよそ20~30万ほどを目安に考えておきましょう。
 地震保険は任意となっています。
 地震保険は単体ではかけることができないので、火災保険とセットでの加入となります。


 いかがでしたでしょうか。
 今回はなかなかボリューミーとなってしまましたね。
 このほかにも税金に関することなど、まだまだ語りつくせないことが多いです。
 気になった方はまずは是非一度ご相談ください!

理想の住宅を考えよう

皆さんこんにちは。
埼玉県の大工集団、カルムホームです。

「家を建てたいけど、まず何から始めたらいいの?」
そんなお悩みが少しでも解決できるよう努めていきます!


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理想の暮らしを考える


・その家にはだれが住みますか?
・何年住み続けますか?


家作りの第一歩はわからないことだらけですよね。
人生で何度もあるイベントではないからこそ、みんな同じ初心者です。

まず考えるべきことは、建てる時の現状だけでなく、将来を見据えたデザインにすることです。

現在のニーズについて話し合うことも大事ですし、将来のイベント(出産、定年退職等)を想定し、暮らしの変化に備えることも大切です。


例1)高齢化に備える

普段は健康だから気にならないことも、状況が変われば大きな障害になることも。
特に平均寿命が年々伸びている昨今、長く住み続けるということは、自分たちが高齢化した場合についても考えていく必要があります。

階段の滑り止めや将来手摺の設置するための幅員の確保など、バリアフリーの家作りを考えると住みやすさが断然変わってきます。


例2)子供の成長に備える

子供が成長したため、新たに子供部屋が欲しい!というリフォーム依頼も少なくありません。
元々一つの部屋を壁で仕切り部屋を区切る、いわゆる将来壁を作ることを見越して部屋を設計しておくと、子供たちにとっても快適なプライベート空間を持てますね。


そうした将来設計を考えることは、長く快適な生活するためにとても大切なファーストステップとなるのです。
まずは、希望の条件をリストアップしていきましょう。
そしてその条件に優先順位をつけていけば、自分たちの理想がより見えやすくなってきますね。


次回は『資金計画』についてです!お楽しみに