住宅ローンの基礎知識~金利ミックス型~

 皆さん、こんにちは。
 埼玉県の大工集団、カルムホームです。
 住宅ローンの基礎知識として3つの基本的な形をご紹介しましたが、最後に近年増えてきている『金利ミックスタイプ』をご紹介したいと思います。
 ミックスとは変動型と固定型を合わせたものということ。変動型と固定型の組み合わせといえば『固定期間選択型』もありますが、それとは違い通常一口の住宅ローン借入を2口に分け、固定金利・変動金利の組み合わせにより、それぞれのメリットを同時に追求するとともに、リスク分散を図ることを目的とした住宅ローンです。

 これまでもお話ししましたが、住宅ローンには『変動型』『全期間固定型』『固定期間選択型』の三種類があります。
 ミックス型とは、この3種類をお客様のご希望に沿った形で組み合わせていくのです。

 それぞれのメリット、デメリットについては前回までの記事に詳しく掲載していますが、簡単にまとめますと、
・変動型
 メリット:金利水準が固定型と比べて低く、低金利の時にはその恩恵を受けやすい。
 デメリット:金利上昇時には返済額が上がるなどのリスクもある。
・全期間固定型
 メリット:返済額が常に一定で、収支計画を立てやすい。
 デメリット:金利水準が高く、低金利の恩恵は受けられない。
・固定期間選択型
 メリット:一定期間返済額を固定でき、期間終了時の金利状況を鑑みて選択が可能。
 デメリット:固定期間終了後の返済額が定まらない。


 これらの強み、弱みをどう組み合わせていくかをお客様のご要望に沿って作っていくのです。
 

◎ミックス型のメリット
 ・特定の時期に片方のローン返済も可能
 例えば10年目以降に子供の大学進学がある等の大きな出費が想定される場合、返済期間10年の変動金利と30年の固定金利のミックスローンとすれば、片方が10年たてば完済するため返済額の負担も少なくなります。
 将来を見越した返済プランをたてるのには最適ですね。

 ・金利上昇リスクを抑えられる
 低金利である変動金利は魅力的だけど、金利の上昇が不安...といった場合もミックスローンはおすすめです。

 変動金利と固定金利を組み合わせることで、一部は変動金利のお得感を味わいつつ、残りは固定金利の安心感を組み合わせて金利上昇リスクを抑えることができます。

 「そこそこお得に、そこそこ安心を得られる」=「ミドルリスク・ミドルリターン」の返済方法にできるのがミックス型の大きなメリットなのです。


◎ミックス型のデメリット
 ・各金利タイプのメリットも少なくなる。
 ミドルリスク・ミドルリターンは安心感とお得感を両立させたものであるため、逆に変動型ほどのお得感はなく、固定型ほどの安定はありません。
 金利が上昇しても下降しても後悔する可能性があるのでご注意ください。


◎ミックス型のまとめ
 金利ミックス型の特徴でもあるミドルリスク・ミドルリターンは、メリットとデメリット両方をバランスよく受けようとするもの。先の3つと比べると多少複雑になりますが、その分、将来のライフイベントに合わせた収支計画を立てたい人にはピッタリの住宅ローンです。
 どのタイプにも言えることではありますが、それぞれのご家庭のライフプランに合わせたローンを考えていきましょう。

住宅ローンの基礎知識~固定期間選択型住宅ローン~

 皆様、こんにちは。
 埼玉県の大工集団、カルムホームです。
 本日のテーマは『住宅ローンの基礎知識~固定期間選択型~』です
 代表的な3タイプ「変動型」「全期間固定型」「固定期間選択型」のうち、「変動型」と「全期間固定型」ついてはお伝えしてきました。
 今回は「固定期間選択型」について詳しく説明します。

 前回もお伝えした通り、固定金利タイプには、全期間固定型と固定期間選択型というのがあります。
 全期間固定型は、金利が完済まで変わらず、返済額がずっと同じです。詳しくは前回の記事『住宅ローンの基礎知識~全期間固定型~』をご覧ください。
 固定期間選択型は、固定期間中の金利は固定され返済額が一定となり、期間終了時に再度金利のタイプを選べます。

◎固定期間選択型のメリット
・金利を固定する期間を選ぶことが出来る
 3年、5年、10年、15年、20年などから選ぶことができます。
 固定期間中は返済額が一定となり、生活費などが管理しやすくなります。

・固定期間終了後、再度金利のタイプを選択することが出来る
固定した期間が終了すると再度金利タイプを選択することになるので、そのときの金利の状況によって有利なタイプを選択することも可能です。なお、期間終了時にタイプを選択しない場合自動的に変動型となりますのでご注意ください。


◎固定期間選択型のデメリット
・固定期間を選べるが金利に差がある。
 一般的には固定金利期間が短いほど金利が低くなり、固定期間が長いほど金利は高くなります。

・返済額が大幅に上がってしまう可能性がある。
 変動型のような1.25倍ルールなどが適用されないため、大幅に金利が上昇すると、固定期間終了後に返済額が極端に上昇してしまう可能性もあります。

・固定期間終了後の返済額が定まらない。
 固定期間中は毎月の返済額は一定ですが、期間終了後は再度金利タイプを選択するので、その後の毎月の返済額が予測しにくくなってしまいます。

・固定期間中は金利タイプの変更は不可。


◎固定期間選択型のまとめ
 固定期間選択型は固定期間中の金利が固定され返済額が一定となるので生活費などの管理がしやすくなります。生活費や教育資金などを踏まえて期間を固定し、余裕が出来てから再度金利タイプを選択するなど、計画的に活用することが可能です。ただし、固定期間終了時に大幅に金利が上昇してしまうと、返済額が極端に上昇してしまう可能性があるなどのデメリットもあります。
 その為にも、人生シミュレーションで今後何にいくらかかるのかをしっかりと知り、ご自身で金利タイプを選ぶことをおススメします。