鉄骨は火事に強い?
皆さんこんにちは!
鉄なら燃えないので鉄骨造の方が火事に強そうですが、実はそういうわけではないんです。
確かに鉄は木と比べると燃えません。
ただ、鉄自体は燃えませんが内装のフローリングや家具等、燃えるものはたくさんあります。
そして鉄の弱点として熱に弱いんです。
どういう事かというと、鉄は400℃を超えると2/3の強度に、1000℃を超えるともはや強度は無くなります。
ちなみに火事の温度は状況によってかなり違いますが、火災発生から約5~10分程度で500℃、天井が焼け落ちるような火事では1000℃以上になると言われてます。
ということは、その時点で鉄骨そのものの強度は無くなるんですね(; ・`д・´)
なのでその対策として、鉄骨の柱や梁には、セメントと断熱材を混ぜた耐火被覆という灰色の材料を吹き付けたり、不燃の断熱材で保護したりします。
ショッピングモールの立体駐車場で天井を見上げると天井に付いてるモコモコしてるアレです。
触るとボロボロとれて、めっちゃチクチクしてかゆくなるので触らない方が良いです( ;∀;)
鉄骨と言えば今週から鉄骨のアパートの工事が始まりました(^_-)-☆
こちらは自社の物件ではなくて下請けなので弊社は内装工事メインでの工事だけです。
ただ、実際には鉄の骨組みや床の工事は専門の職人さんに依頼します。
木造に比べるとかなり分業化されてますね。
ただ、業者の種類が木造に比べて格段に増えるので、現場監督さんが常駐したり管理がめちゃくちゃ大変なんですね。
この材料が骨組み(下地)の材料になります。
ちなみに弊社は、自社での工事は木造しかやらないのであしからず(*´ω`*)