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梁や柱は大きい方が地震に強い??

皆さん、こんばんわ!
代表の岩崎です。

本日、来月から始まる物件の許容応力度計算した図面ができました!
お願いしてる設計事務所さんにはここの部分の梁を小さくしてくれ!等の無理を聞いてくださり感謝しかないです(T_T)

という事で本日は構造に関するネタを。

私が修行していた工務店は無垢信者の社長が経営してる工務店でした。
よく上棟の時にお施主様や関係者にうちで建てた家は贅沢に材料を使って、柱も太いし梁もすごく大きくて丈夫な家だと豪語しており、それを聞いてる施主様たちもこの工務店で建てて安心だわ。みたいな光景を良く目にしてました。

当時は、というよりつい何年か前まではそれが当然だと思ってました。
もちろん、材料も大きいのでコストもかかります。

でも果たして本当に大きい材料をふんだんに使ってる方が地震に強いのでしょうか?
勉強すればするほど疑問は深まりました。

地震(揺れ)には軽ければ軽いほど、有利なのは冷静に考えれば当然です。
という事は材料も極力軽くて小さいほうが有利なのか?
ただ、細くて軽くても折れてしまっては倒壊してしまう。

そこで許容応力度計算の出番です。
これは、柱や梁の各場所ごとにどれくらいまでの力に耐えられるかという非常に複雑な計算です。
計算書で約300ページほどありプリントアウトしだすとしばらくは誰も会社のコピー機にさわれません(笑)

これをすることによって建物を極力まで軽くすることにより、さらに基礎、地盤にも負担をかけずに本当の意味で地震に強い家が造れるのです(^_-)-☆

さらにコストも削れます!
良いことだらけの事なんですが、実はほとんどの住宅会社や工務店がやっていないのが事実です。

実は耐震等級3も2種類あってこの計算をしてるかしてないかでも強さが違うんです( *´艸`)

せっかく4月に大きく建築基準法が変わったので、許容応力度計算も義務化したほうが良いのになって思いましたが、そこは色々と大人の事情があるのでしょうね(-_-メ)